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スピンを極めしテニス

【図説と動画】スライスサーブ、スピンサーブ、キックサーブ(ツイストサーブ)、フラットサーブ(ナチュラル回転)のやり方

2024/10/22

スライスサーブ、スピンサーブ、トップスライスサーブ
色んなサーブの軌道

スピン系サーブのやりかた

スイングの軌道は同じです。ボールを捉える位置でスライス、スピンなどを切り替えます。
インパクトが薄いスピン重視と、厚い速度重視の方法をお教えいたしますので、一度真似をしてからご自身のスタンスに落とし込んでみてください。

薄い(擦る)スライスサーブ [むずかしさ:★☆☆☆☆]

スライスサーブの軌道(動画)

ベースラインに沿ってラケットを振るため、フルスイングしても飛距離にあまり変化はありません。
ですので、強弱を意識せずに毎回同じ速度で振り抜きます。

スライスサーブは打点の有効範囲が広いため、トスが多少ぶれてもサーブができ、初心者におすすめのサーブになります。
軌道は曲がるため、大きく曲がれば空振りを誘ったり、小さく曲がればスイートスポットをズラすことが可能です。

スライスサーブ ポイント:脱力
ポイント①:脱力

力むと可動域が減ってしまいラケットが加速しません。
また、関節ロックされてしまうため、意図しない方向に動いてしまいます。
スライスサーブ ポイント:グリップ
ポイント②:グリップ緩く→握る

効果
・ラケットの加速(回転力)
・打ち負けない (伝導力)
・毎回角度が同じ(再現性)

スピンサーブ [むずかしさ:★★☆☆☆]

サーブの中で最も高くバウンドします。

また、ドライブ回転で急速に落下するためサービスエリア内に入りやすいです。
ダブルフォルトが多い方におすすめのサーブになります。

スピンサーブ ポイント:グリップ
ポイント①:背中側でグリップ緩く→握る
スピンサーブ ポイント:擦り上げ
ポイント②:擦り上げる
スピンサーブ練習方法
■練習方法

①膝をつけて、ネットを超えられるように擦りあげる

②立ち上げっても同じように、擦りあげる
※高いところから落下すれば「高く跳ねる」ので、弾道は高くする必要があります
スピンサーブの強化方法
強化スピンサーブ [むずかしさ:★★★☆☆]

①上に伸びる力で回転アップ
②ジャンプで打点を高く
③トスを高く上げ落下速度を上げ、ラケットの反発力を上げる

フラットサーブ [むずかしさ:★★★☆☆]

フラットサーブの軌道(動画)
フラットサーブの軌道(修正前)
ジャイアントスイング
[むずかしさ:★☆☆☆☆]

ボールの真後ろから叩く想像をしてしまいますが、身長の低い方ではフォルトに...

スイング強弱での調整は緊張するとミスるし、
弱くて遅い球は相手のチャンスボールになります😢
フラットサーブの軌道(おすすめ)
フラットサーブ [むずかしさ:★★★☆☆]

ボールを真後ろから上に向かって押し込むイメージで、ドライブ回転を掛けます。

よくコーチが「前に大きく」「投げるイメージ」というのは、この軌道をするために言ってます!...たぶん。

遠心力に負けずに前に突くため、少しだけ筋肉が必要になります。

フラットサーブ強化方法

①脱力してラケットヘッドを落とすことで、インパクトまでの助走距離を伸ばす。
②打点を前にして、体を体当たりさせるように踏み込む(腕の重さだけでなく、全体重60kgの衝撃を追加出来る)
※トスアップで腰を反ったり、打ち終わりに前屈みになると、体重移動が1/2に減ってしまいます。

厚い(叩き潰す)スライスサーブ [むずかしさ:★★★★☆]

フラットサーブが出来るようになると、ボールを上から叩きつけたような威力のあるスライスサーブが解禁されます!
フラットサーブのインパクトで、スライスサーブのようなラケットを横に滑らすイメージで打てば、自然に回転が掛かります。

速くて、手元近くで曲がるため、打ち返しにくいサーブです✨

キックサーブ [むずかしさ:★★★★★]

ツイストサーブと同じ結果なので、キックサーブで良いかと思います!

ツイストサーブ [むずかしさ:★★★★★]

【スピンサーブからツイストサーブに改良】

立体的な動きになるため、難易度が跳ね上がります。

「ボールの左横を擦り上げる」「巻く」と言われるですが、感覚が違いすぎてボールが右にすっ飛んでいきます...

⬇︎動作が多のでシンプルに⬇︎

キックサーブ [むずかしさ:★★★★☆]

【トップスライスサーブからキックに改良】

スライスサーブ、スピンサーブの要領でできるため、導入しやすくなります。

やり方は「少しだけボールの上側でトップスライス」を掛けるイメージです!

ダブルスの戦略

サーブの基本は、ネット中央の低い場所を通す。
スライスサーブは遅いので、相手の嫌な位置を狙います。

オーストラリアン・フォーメーション

オーストラリアン・フォーメーション(陣形) オーストラリアン・フォーメーション(コースの軌道) オーストラリアン・フォーメーション(動画)
オーストラリアン・フォーメーション(陣形) オーストラリアン・フォーメーション(コースの軌道) オーストラリアン・フォーメーション(動画)
「キックサーブ」「逆スライスサーブ」で実現可能です!

オーストラリアン・フォーメーションの変形型!
曲がるスライスをセンターに入れることで、4人とも縦に並びます。

相手からしたら気持ち悪いです。色々考えさせることで、ミスを誘発させます。

・レシーバー側前衛:サーブ軌道が横切るのでチェンジのタイミングなく、機転を効かせしゃがむと行動不能になってしまう。

・レシーバー:ストレートに打つと、レシーバー側前衛に当たってしまう。
・レシーバー:クロスに打つと、サービス側前衛がポーチに出てくる。
・レシーバー:ロブを打つと、息が合わないまま台形フォーメーションに展開する。

デュースサイドのサーブ

デュースサイド(戦略) デュースサイド(動画)
これができればノータッチエース!

サービスエリアの一番距離が遠くなる角に、フラットサーブなどを打って前に出にくくさせるとgood!!
デュースサイド(戦略) デュースサイド(動画)
相手前衛とレシーバーのボディ狙い🎯
欲張りに2枚抜きするイメージでサーブすると、大きく曲がります。

相手前衛がポーチをしにくくしたり、
レシーバーがフォアとバックで迷ってくれるとラッキーです✨

アドサイドのサーブ

アドサイド(戦略) アドサイド(動画)
スピンサーブなら左サイドよりの打点になるため、サイドからサイドのコースを打ちやすくなります。

コースを狙ったサーブ

前後のコース(短い、長い)

短いサーブ 長いサーブ

スピンサーブで、サービスコートの手前と奥側のコントロールができるとそれだけでも驚異になります。

フォアサイド サイド寄り

スライスサーブで、コートから追い出すサーブを打てればそれだけで勝てます!
警戒して立ち位置を変更したら、センターを狙って散らします。

フォアサイド センター寄り

曲がるスライスでセンターを狙って、ボディーに食い込ませて打ちづらくさせる。
何度かやると回り込んでフォアで打ってくるので、
意識外のワイドを狙うか、フラットでセンターを狙うと回り込めずにミスします。

バックサイド センター寄り

バックハンドが苦手な相手なら、フラットやスピンでワイドを狙う。
回り込んでフォアをするようになったら、曲がるスライスサーブを混ぜると引っかかる。
キックサーブができるなら、コートから追い出す角度を狙うと完封できます。

youtube解説